【R】束の間の復活

あやの(id:s-tatensai)からのバトン返し。
受けて立つぜ!
理バトンくらい、ガチでやりたいと思います。
ちょー力作だけどひかないでね!100%架空の物語だしね!!


たぶんトニコン行ったら「もう陵くんがかっこよすぎて無理!」ってなると思うので、それまでに間に合わせました。
ちょっと途中投げやりな部分もありますが…
いつもの人たち、どうぞお楽しみください。
★注:「Rってなに?」って人は見ないでwww





●でーとばとん


指定【爺とこうたろう坊ちゃん+当たり前のようにゆき】


Q1 まず、何処で待ち合わせ?


一緒に住んでるので…たぶんどこかと言われれば「ゆきゆきの部屋の前」でしょう。
爺がお家にいるときはだいたい、99,9%ここにいます。(できればここに骨を埋めたい、と常日頃言っています)
爺はそこで常に耳をそばだたせながら、何かを待っているのです。
今日みたいにお約束の時間を待っているときもありますし、そうでないときもあります。
基本真顔でじっとしていることが多いですが、たまに笑います。
また、時に静かに悶えます。とても静かにです。


Q2 早めに行く?遅れて行く?


よし!爺にも理みたいにメールさせてみましょう。


                                                    • -

件名:ぼっちゃん好きです

本文:爺を受け止めて?

                                                    • -


あれ?送っても返ってきてしまいますね、おかしいです。
どうやら、メールブロック機能に引っかかってしまったようです。
爺は小さく微笑みながら「逆に正解…!」と呟き、気を取り直してドアをノックしました。
「ぼっちゃーん!お約束のお時間ですよ!爺はここにいます!」
でもどうやら、坊ちゃんの準備はまだみたい…


Q3 もし、「坊ちゃん」が胸元の開いた服を着てきたらどうする?


「爺おはよう!ごめんぼくまだご用意できてないんだ…ちょっと寝坊しちゃったみたい…もう少しだけ待ってくれない?」
ドアが開くとそこには、ばつの悪そうな表情でこちらを伺うぼっちゃんがお顔だけ隙間から覗かせています。
その様子を見た爺はとりあえず、何も考えずに一萌えする時間を我が身に与えました。
そしてよくよく見てみるとどうでしょう、坊ちゃんはまだお着替え途中の模様。
見えそうで見えない、そのはだけた胸元に目をやり、ゆっくりとひとつ呼吸をおいた爺。
爺はもうちょっと余分に、心をまっさらにして萌えるひとときを自分に許しました。
そうして坊ちゃんの常軌を逸した色気に飲まれ気が遠のいたとき、爺は慌てて我に返り思ったのです。
この白肌の天使を爺だけのものにs(ry
あっごめん今の聞かなかった事にしてwwwwww(By爺


そう、慌てて我に返った爺は思ったのです。
ふむ。坊ちゃんが寝坊とは珍しい…爺の感じた僅かばかりの違和感。
坊ちゃんに限って夜更かしするよしもなく、起きたばかりの様子にも思えない。
てゆーか爺にはわかる!なんか匂いでわかっちゃうんだよね!!!!
爺は自分の勘…もとい嗅覚を信じます。爺には、坊ちゃんの最高の理解者であり続けてきたという自負があるのです。


爺はそっと歩み寄り、坊ちゃんに手を差しだしこう言います。
「ぼっちゃん?嘘はいけません。何があったのか、この爺めに教えてくださると嬉しいのですが。そしたら爺もお出掛けの準備を手伝うことができます。(主にお着替えを)」


Q4 手を繋いだ瞬間「坊ちゃん」が赤くなりました。


坊ちゃんは爺の手をとると、ゆっくりと爺を部屋の中へと招き入れてくれました。
爺があたりを見回すと、部屋の隅で丸くなっている背中がひとつ。
その肩は、小さく小さく震えているように見えました。
そちらへ歩みを進める爺の裾を、坊ちゃんが引き止めるようにひっぱります。


「おねがいゆきをしからないで」
「坊ちゃん…どうしてあなたが泣く必要があるのです?ああ目をこすらないで、赤くなってしまう。」
「おねがいだょ、じい…ゆきじゃなくてぼくがやったの。だからゆきをしからないで」
爺は未だ何が起こったのかわからないままに、その心の内では
「いったい何がどうしたというのだろう?坊ちゃんまでこんな様子では埒があかないぞ」という思いと
「したったらずもえんなぁ〜もうちょいこのままでいたいwwwてゆーか拉致したい><だいたい爺が叱ったりぶったりするはずないじゃん!ぶつなら自分をぶつね!」という思いがせめぎあっていました。


しくしくと涙を流す坊ちゃんを「絶対にゆきを叱らない」と約束して落ち着かせ、ゆきのもとへ。


Q5 あなたはどんな服を着ていきますか?


ゆきは何か布のような物を持っています。
爺は、ちょっと貸してご覧とひょいとそれを持ち上げました。
爺の目にはそれが何なのかすぐにわかりました。
「じじーごめーごめんー」
泣き喚くゆきと爺の間にあるものは、爺が今日のお出掛けの為にふんぱつして買ったお洋服だったのです。
どうやら二人でいたずらでもしようとして、破れてしまったんでしょう。
そういえば…と爺は自分が今、ふんどし一丁で肩にタオルをかけているだけなことを思い出しました。
さっき坊ちゃんが掴んでいたのは、そのふんどしの裾でした。


「おやおやこれは大変だ。でも大丈夫。爺はふんどし一丁でお出掛けするのも嫌いじゃない!坊ちゃん?ゆき?ふんどしの爺はお嫌いですか?」
「「んーん!すきだよ!」」
見事に幼い子らを誘導し「すき」と言わしめた爺は、拳を高く突き上げ勝利のポーズをとりました。


Q6 「坊ちゃん」はどんな服を着ていますか?


おっと、いけないいけない、と爺は居直りお出掛けの準備に取り掛かります。
「さぁ、ぼぼぼぼぼ…ぼっちゅわん!!!!ちゃんとお洋服をお召しにならなければ!胸元のボタン、爺が留めて差し上げましょう!!!!」
御年のせいでしょうか、心なしか震えている爺の乾いた手が、露になった坊ちゃんの胸元に触れようとしたそのとき
「僕自分でできるよ、もうそんなに子供じゃない!」
そう言いながら坊ちゃんはぷい、と背を向けボタンをそつなくはめたのでした。
爺は心の中で「調子にのってすんませんしたあああああああ!」と陳謝し、二人を連れていざお外へ!


Q7 ラブホ街を歩いています。「坊ちゃん」はどんな様子?


ゆきゆきの世界にそんな俗物的なものは皆無です。
なので、ゆきゆきの住む街を「ラブアンドホープの街」ということにしましょう。*1
坊ちゃんはラブホ街でも一際目立つ存在であり、ただ外を歩むだけで街中の視線を独り占めにしてしまうこともしばしば。
そんな美麗の我が主人に、爺は気が気ではありません。
なので、今も隣を歩きながら常に周囲に目を光らせています。
ちょっとでも怪しい気配を感じようものなら、肩にかけている麻酔銃で狙撃します。
爺いわく「俺と同じ目をしていると感じたら、即射殺」が危険予知のポイントだとか。


Q8 いきなり雨が降ってきて「坊ちゃん」が傘をさして、中に入れてくれました。あなたも傘を持っています。さしますか?


「ゆき!背中おいで!」と幼い弟を背負う坊ちゃん。*2
爺は「爺も入れて爺も入れて><」と駄々をこねて地面をのた打ち回りたい衝動に駆られましたが、寸でのところで踏みとどまりました。
そして二人のかわいらしい思い出に、とものすごいスピードでカメラのシャッターを切り始める爺。
いついかなるときも、たとえ火の中水の中だろうと*3、爺カメラは稼動しつづけているのです。
世に出回らないだけです。


Q9 デート後あなたは「坊ちゃん」の家に行くことになりました。どんな心境ですか?


さぁ、どんなに楽しい時間もいつか、まっくらな夜の訪れと共に終わりがくるもの。
「ゆき?もうおうちに帰る時間だ。今からはお星さまたちにお外の世界を貸してあげようね?」
「ゆきのぜんぶ?すべりだいもブランコもぜんぶー??*4
「うんぜんぶだ、ゆき。そうしたらきっと喜ぶよ。お星様が楽しく遊んでるときだけ、くらいお空をきらきらさせてくれる。きっと今日はとびっきり綺麗だぞ。」
「そうか!ゆき、こうたろうくんときらきらのの見るね?」
「ふふふ、そうだね?じゃあおうち帰ろう!」
「うん!こたろくん、てー!!」
ゆきの手をとり歩き出す坊ちゃん。
今日も明日もあさっても、これからずっとずーっと、二人の帰り道は同じドアに繋がっています。


爺の出る幕なし。
今、前をゆく坊ちゃんの背中に天使のわっかと純白の羽が見えるのは爺だけではないはずです。


Q10 最後にこのバトンでデートをする人を相手に指定してバトンを回してください


もうこれバトンじゃないよね(笑)
そろそろ、自分が何になりたいのか本気でわからなくなってきた…


かっこいい陵くん見るの楽しみだなぁ〜

*1:HIRO社長みたいなセンスでさーせん。

*2:ちょうど雨の夜に父の帰りを待つさつきとメイ

*3:防水防火機能搭載ブルーレイ内蔵ハンディカム

*4:全部爺のお手製