死に花

下にふざけたこと書いといてなんですが(今年の城のサブタイは【タッキー&裸ッキー】に決定しました。)
今年の城はいい!今までで一番いいと思います。なにせわかりやすくなっている(笑)
では、この感動冷めやらぬうちに、ちょっとした感想。







話はほぼ一緒だと聞いてあまり期待していませんでしたが
けっこう印象変わってました。個人的には。
新しいシーンが、それこそ新しいエピソードを足すようなものでなく、あくまで基本のストーリーに対する補足となっていたので。
源さんち兄弟の絆にせよ、義経軍団にせよ、要所要所でより丁寧な描写があったのでストーリーに入り込みやすくなったと思います。
あと何よりも座席から観ていて、絵が綺麗でした。
ここぞというときの照明とか、殺陣で立ち回るときの舞台の使い方とか、すごく変わったと思うんだけど…
去年もたいして回数入ってないので、ちょっと自信ないですが(笑)


特に、三郎・弁慶・義経の最期の時。
それぞれが綺麗な一枚の絵のようでとても感動的でした。
三郎の命が消える瞬間なんか、まるで花が静かに散ったかのような儚さがありましたよね〜
涙が出たけど、哀しいというよりは美しいものを見て感動したって感覚に近い。
てかさ、本当に毎年ね、三郎死んじゃうの嫌なんだよ><(ただ、みっくんが止めを刺すことに言いようもなく萌えた事実はここに述べるまでもない)
だから今年も三郎が最後の戦に行くときの、今まさに死にに行くその背中がもう辛かった…
ので、三郎の戦うシーンは、三郎の小刀と敵の刀をペロペロキャンディーに脳内変換するという難儀な大技に挑みました。
でも、これがけっこう効果覿面で(笑)意外と見えるのねwww


私の頭の中では


【before】
三「殿にもらったこの刀!おめえらにはもったいねえなぁ!!!!」
敵「うをおおおおおお!」(斬りかかる)

【after】
三「殿にお前らのより上等な飴ちゃんもらったもんね!いいだろう!」
敵「なんだよ、お前ばっかりずりぃ!俺たちにもくれ!」
(全員片手にうずまきキャンディを持ちながらじゃれる。)


という、なんとも平和な世界が広がっていました。
でも途中で弁慶出てきちゃうと、あの大槍がどうしても飴に変換できなくて挫折。弁慶め。
さて、そんな空気の読めない弁慶は置いといて…義経さまの立ち回りも、より立体感が出ていて大変引き込まれました。
自害するシーンなんか非常に重厚な空気に劇場中が満たされて。
今まで私の目の前で繰り広げられていたすべての生と死は、すべてこの時のためにあったんじゃないかと思うくらい。
でも義経さまの死は兄上と、ひいては天下のためだったわけで…うん、深い。
やっぱ深すぎてわかんない(笑)



えっと…つまり私が言いたいのは…





けんとにも是非、裸で太鼓を敲いて欲しいというその一点につきます。
ってことで滝さま、今年も楽しかったです!ありがとうございました☆